子どもの「イヤイヤ期」どうやって乗り越えればよいですか?

我が子のイヤイヤ期がはじまりました…

2才になる娘のママです。
最近うちの娘は何を言ってもとにかく「いや」と、ちょっと反抗期っぽくなっています。
このようなイヤイヤ期ってどのように乗り越えれば良いんでしょうか。

幼児期のイヤイヤの理由

対応策を考える前にイヤイヤの理由を整理します。
①ママにかまってほしい、反応を見たいという心理。
忙しいときに限って、電話を妨害したり、コップのミルクをこぼしたり、ママの手を取らせることを「わざと」のようにします。
ママに遊んでほしいんですね。

②自分のしたいことが思うようにいかないからという理由があります。
これが第一次反抗期の特徴です。
積木がうまく積めなかったり、嫌いなものを食べさせられるとスプーンを舌で出そうとすることもこれが理由です。
これは、まだ言葉がうまく使えず、コミュニケーションがスムーズに取れないことが深く関わっています。

③このほかに、眠い、おなかがすいた、体調が悪い場合などの理由があげられます。
体調が悪い場合は、熱や食欲などに気を付ける必要がありますので、イヤイヤも「もしかしたら体調のせいではないか」という目を持ってよく観察して見抜けるようにしてあげる必要があります。

イヤイヤに対処する原則は?

幼児期のイヤイヤには、その理由はあってもそれを言葉で表現することができずに、子供の心はモヤモヤした状態です。
ですから、うんざりしたりカチンとくることがあっても、言葉で「やめなさい」「我慢しなさい」「後にして」と頭ごなしに叱っても効果はありません。
まずはそういう状態の子供を受け入れて「そういう気持ちなんだネ」と共感してあげることが大切です。
ママに優しく抱きしめてもらうことで、子供は共感してもらえたことに満足できる部分もあるのです。
年齢別イヤイヤの対処法はこちらを参考にしてください。
〈参考サイト〉
赤ちゃんの部屋

具体的な対応を考えてみます

①他のおもちゃ・ぬいぐるみ・お菓子などで、気分を別の方へそらしてみます。
単純ですが、うまくいくことが多いです。
「このクマちゃんが寂しそうだよ、遊んであげて」など、理由を付けるとより効果があるかもしれません。

②「ダメ」とするラインを日ごろから明確にしておくことが大事です。
記憶ができてくると子供ながらにも、この前はよかったのになぜ今回はダメなのか、といった混乱が生じてきます。
いわゆる躾ですが、おもちゃ売り場の前でごねるのがこれに当たります。
「人に迷惑をかけない」「危険なことはダメ」「お菓子はママが選択肢を示したものから選ぶ」など家庭によってルールを決めておくと、イヤイヤが減るのではないでしょうか。

③ママにかまってほしいということは、ママが「好き」であることと表裏一体の表現です。
子供が何かをうまくできた時は、「よく出来たね」と、しっかり褒めてあげましょう。
「しっかり見てるよ!」というメッセージが伝わり、かまってほしいという理由のイヤイヤが減る場合もあります。

④どうしてもイヤイヤが止まらない場合は、少し放っておくと効果がある場合があります。
この場合は、無視をするというスタンスではなく、ちょっと離れて見守るという愛情を忘れてはなりません。