発達障害の原因は脳の機能不全です
自分の子供が学校生活や社会活動の中でちょっとおかしいなと思った時に、発達障害と診断をされるのは親にとって大きなショックであることでしょう。
「この先普通の人生を送ることができないのかもしれない」「世間体が悪くていたたまれない」「周囲から責められる」といった不安ばかりが先に来て、ついついツラい当たり方をしてしまうかもしれません。
まず最初に、発達障害についてしっかり理解してもらいたいのが「発達障害は現代の医学では治療をすることはできない」ということです。
というのも、発達障害の原因は先天的な脳の機能不全であり、同じことを見聞きしても定型発達児(健常者)と全く異なる反応をしてしまう事になります。
発達障害の中でもここ近年増加傾向にあるのがADHDという「注意欠陥多動性障害」です。
これは「不注意」「衝動性」「多動性」という3つの特徴を備えるもので、忘れ物を頻繁にしたりじっとしていることができずに常に歩き回ってしまったり、自分の欲求や興味があると他人を押しのけてでも実行しようとしたりします。
他人の気持ちを慮って行動するということが苦手であることから、人と深いコミュニケーションをとることができず、そのため周囲から孤立をすることになります。
家庭内でもそれは同じことであるため、我が子でありながら相手の気持ちがわからず、そこから深い軋轢が起こってしまうようなこともあるのです。
しかしそこで我が子を突き放すようにしてしまっては、いよいよ子供は自分の中の孤立感を高め、自分の中の殻に閉じこもってしまうことになります。
上手に発達障害と付き合っていくための方法
発達障害は現代医学では治療は不可能と先に書きましたが、投薬によりある程度症状をおさえることは可能です。
日常生活に支障が出るほどの障害であるならば、心療内科など専門医の診断を受け、必要に応じた処方箋を出してもらうのがよいでしょう。
軽度な場合にはまず家庭生活において子供の自尊心を損なわないよう、合理的な配慮をしながら学習環境を整えてあげるということが大切です。
まず発達障害の子供に対してやってはいけないNGの行為として「体罰」「繰り返し注意」「否定的な言動」「行動の深読み」があります。
発達障害の子供は何か意図があって問題行動をとっているわけではありません。
そのため、しつけと称して体罰を加えたり、同じことを何度もしつこく注意をしたり、強い言葉で責め立てるのは全く効果がないばかりか、子供との信頼感を大きく損なうことになってしまいます。
まず子供の症状をしっかりと親が観察し、そのうえで出来ることと難しいことを話し合って優先順位を決めたルールを作っていきましょう。

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