3歳の子供が37.5度の熱を出しています。市内ではインフルが流行しています
日ごろから元気が良くて外遊びが大好きな男の子ですが、今朝は食欲もなく、外にも出ようとしませんでした。
気になって体温を測ってみると37.5度で、平熱より1度近く高かったです。
市内では今月に入りインフルが流行していて、近隣の小学校や中学校では学級閉鎖も出ています。
幼児期のインフルで、インフルエンザ脳症を発症すると後遺症が残ったり、最悪の場合死亡することもあると聞きます。
でも、インフルでもないのに病院にいって、かえってウィルスをもらってくるようなことになったらと思うと、安易に病院へも行けません。
初めての子供でもあり、どうしたらいいのかわかりません。
対応法を教えてください。
注意深く観察してあげて見られては?
食後すぐは体温が上がりますので、食前や食間にもう一度計ってみてください。
よく間違える風邪とインフルエンザの違いを整理します。
かぜの多くは、発症後の経過が緩やかで、発熱が軽度であり、咳やのどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状が現れます。
これに対し、インフルエンザは急激に「38度以上」となるような高熱を伴って発症し、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が特徴です。
ご心配されているようにインフルエンザでもないのに、病院に行ったばっかりにウィルスをもらって後悔したくない気持ちはわかります。
しばらくお子さんの様子を注意深く観察して、熱だけでなくその他の体の状態を総合的にみて病院に行くかどうかを決められてはどうでしょう。
具体的には、次のような状態を一つの目安にされてはいかがでしょう。
1. 顔色が悪く、苦しそうにしている
2. 元気がなく、ぐったりしている
3. 38度以上の高熱が出て、頭が痛い、吐くなどの症状がある
4. 意識がもうろうとしている
5. 呼吸が苦しそうにしている
6. 強い腹痛をうったえる
7. ひきつけを起こした
なお平熱についてですが、体温は1日のうちでも1度近く変動しますので、起床時・午前・午後・夜、の計4回体温を測り、その時間の平熱として覚えておくとよいと思います。
また平熱の測定は1日だけでなく、数日間計ってください。
どうしても心配な場合、専門家の意見を聞く
私も、もう少し様子を見られたらどうかと思います。
日本小児科学会が運営するサイトで症状別の対応法を調べることもできます。
〈参考サイト〉
子どもの救急
どうしても心配な場合は、専門家の意見を参考にされるとよいでしょう。
かかりつけのお医者様がいらっしゃる場合はそのお医者様に尋ねられたらいかがでしょう。
それだと症状に関係なく「とりあえず連れてくるように」と言われそうで不安だ、と思われる場合もありますよね。
その場合は、小児救急電話相談「 #8000」に電話して小児科医師や看護師から子どもさんの症状に応じて適切な対処法や受診する病院などのアドバイスを受けることができます。