カーペットについたクレヨンの汚れ・・・落とし方を教えて!

子供がクレヨンで部屋に落書きをしてしまいます

うちの2才児と4才児はお絵かきが大好きで、いつも二人で絵を書いて遊んでいます。
ですがどうしても画用紙だけでなく、壁や床といったところにも落書きをしてしまうので、毎回とても掃除に困ります。

先日買ったばかりのカーペットにクレヨンをはみ出してしまい、かなり目立つ汚れになってしまったんです。
慌てて家にあった洗剤を使ってこすってみたのですが、カーペットの上に汚れが広がってしまうようで、それ以上掃除を進めることができませんでした。

クレヨンは市販されている子供向けのものを使用しています。
カーペットなどの布汚れを取るにはどういった方法が適しているか、教えてください。

ゴシゴシとこするのではなく溶かして落としましょう

クレヨンは、室内についてしまうとなかなか取れないものの一つですよね。
賃貸住宅などでもクレヨン汚れがあると、どうしても敷金から大きく金額を引かれてしまうことになりますし、新築住宅なら取れない汚れに泣きたくなってしまうでしょう。

まずクレヨンについてですが、原材料は意外に単純で、顔料とロウのみでできています。
メーカーによって若干成分に違いはあるものの、基本的には油性の性質を持っているので、水拭きをしても落ちることはありません。
むしろクレヨンの脂分が水を弾いてしまうことから、無理にこすって落とそうとしてしまうと、かえって汚れの範囲を広げてしまうことになります。

クレヨン汚れをきれいにするには、まずは乾いたぞうきんでさっと拭いて落とせるところまで落としたら、脂溶性の洗剤を使っていくことになります。
カーペットなど繊維の細かい部分についた汚れを落とすのに便利なのはベンジンやアルコール類で、少量のアルコール類を乾いた布に吹き付けたら、汚れを叩き出すようにして落としていきましょう。

このときも横にこすりつけるのではなく、上から布をあてて叩くようにしていくと、汚れが自然にふきんの方に浮き上がっていってくれます。

しつこい汚れにはクレンジングがききます

質問ではどのくらいの範囲で室内にクレヨン汚れがついてしまったか分かりにくいですが、広範囲に汚れがあるならクレンジングオイルを使うとかなり効き目があります。
クレンジングオイルはメイクをされる人なら持っているのではないかと思いますが、皮膚の上のメイクを素早く落としてくれる役割をしますよね。

メイクに使用されているのは顔料と油脂成分なので、クレヨンとほとんど同じです。
なのでクレンジングオイルを少量布に染み込ませ、それをカーペット部分に乗せて汚れを叩き出すようにすると、素早くきれいに仕上げることができます。

クレンジングオイルだけでなく、食器用洗剤を混ぜて使うとより洗浄力が高くなりますよ。